八田修一・奇跡の言霊ブログ(旧・奇跡の占いブログ)

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help RSS 仕事も生き方も・・・あくせくすることなく心にいつも“無心の咸”の精神を

<<   作成日時 : 2006/07/24 21:51   >>

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画像昨日は朝から、町内の自治会の会合に出席した。来週の日曜に近くの公園で夏祭りをやるので、最終の打ち合わせだ。集まったご近所さんは老齢の方が多く、若者と言えるのは私ひとりだけであった。太鼓や景品、車両規制などについて一通り話し合ったあと、しばし雑談に。お隣に座ったお婆さんが、白洲正子の番組を見てから能に興味を持ったという話を始めた。NHK教育テレビの『知るを楽しむ』で、細川護煕元首相の案内役で89年に亘る誇り高き生涯を追った、2月に放送されたものだ。あの戦後の混乱期、GHQと五分に渡り合った伝説の国士・白洲次郎の妻にして瞠目の教養人。次郎といえば私と郷里が一緒で、彼の現在の墓は実家先祖代々の墓所の近くにある。その思想といい地縁といい、ずっと親しみを感じていた人物だ。用意された「お〜いお茶」のペットボトルを飲み干しながら、お婆さんとひととき能の話で盛り上がった。


公民館を出た後、家に帰る途中スーパーに立ち寄る。タイムサービスで、キウイが安くなっていた。キウイと言えば、アミノ酸が豊富で体脂肪の燃焼を促進させる効果があるという。7年前の夏に12kgの大減量に成功して以来、徐々にリバウンドして今では再び体重70kgが近づいてきている。こないだの身体検査でも、所見は“肥満の疑いあり”。籠にありったけのキウイを詰め込んだ。ヨーグルトと一緒に食べればビタミンも摂れるだろう。


家に帰り、早速キウイを齧りながら大学の図書館から借りてきた本を読む。高橋和巳の著作を2冊と、三島由紀夫の対談集。高橋の本はページをめくる度、40年前の匂いがしてくる。大隈銅像の前に並べてあるアジ看板からは何もインスパイアされないが、夭折の天才作家が身を削って遺した言葉たちは、今も後世に生きる人間に「生とは何か」ということを真摯に問い掛けてくる。


気分が重たくなったので、気分転換でもしようと読む本を代えた。執筆を終えてから久しく読み返さなかった、歴史雑誌の原稿で必要だった足利義満関連の本だ。朝のお婆さんの話が頭にあったので、自然とページは世阿弥について記された場所へいった。世阿弥といえば『花鏡』の中にある“初心忘るべからず”があまりにも有名だが、彼が目指した境地に『無心の咸』というものがある。


能を演じるときは、心を十分に動かして身を七分に動かせ。心がそのものになりきり、実際に観客の目前に現われる手足の動きは少なくせよ。しかも、その心さえも観客に悟られるほどに意識してはならない。常に心を鍛錬して、至上の境地に達することができるよう精進せよ・・・・


芸事だけでなく、我々の生き方にも通じる一言である。


私は中学の頃、太宰の影響で小説を書いていた。しかしいつか「もっと簡潔に自分の主張を伝えたい」と思うようになり、作詞や随筆の方にいった。そして社会に出ると、今度はコピーへ。歳を重ねると共に、伝えたい言葉がどんどん短くなっている。これはただの横着か、それとも『無心の咸』を無意識に実践してきたのか。余分な言葉の贅肉をとってきたら、本当に伝えたい言葉だけが残るようになった。


あの白洲正子も能を舞うことで、“煩悩”という余分な贅肉を取り除いていたのだろうか。


普通の仕事も大局的な生き方も、急がずに落ち着いて、心にしっかりと羅針盤を持ってゆったり歩けばいい。それぞれの“至上の境地”は、与えられた人生を慌てず、しかし信念を持って燃やしたあとに待っていると思う。



とりあえず自分は、この夏は腹回りについた余分な贅肉をとることから始めよう。



それは『無心の咸』では意味がないので、“身を十分にして”毎日のウォーキングから、か。

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理想の二人
この前、たまたまチャンネルを合わせたら白洲次郎 の特番(さんまが出てたやつ)をやっていた。 途中から見たんだけど、とても興味深くて引き込まれてしまった。 ...続きを見る
☆★☆ジュエリーボックス☆★☆
2006/07/25 10:01

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
八田様 TBありがとうございました。
なんだか不思議なblogですね。
言霊ブログ…
ここを訪問して
「白洲正子さんの本を読み込まねば」と
じわじわと そう思えてきました。
買っただけで安心して「いつか読もう」と
積読多しなのが私の弱点です。
蘇芳
2006/07/26 00:03

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