外では台風が猛威を振るっている。このブログをお読みの皆様の地域は大丈夫であろうか。早く千葉へ帰らなければいけないのだが、早稲田のPCルームから今夜も更新を行いたい。例の如くこの一週間を振り返る。日曜日は3回前の記事を書いた後、高田馬場駅から大隈講堂前までを歩く“125パレード”に参加。巨大な行灯を担いで校歌や「紺碧の空」を歌いながら車道を堂々と行進した。沿道にいたえんじ色のスタッフジャンパーを着た女の子が、感極まって号泣している。この1年、この日のために身を削って頑張ってきたのだろう。そういう経験は、社会に出てから必ず活きるものだ。グランドフィナーレでは、日テレの羽鳥慎一アナや丸山和也参院議員が登場。早稲田よさこいチーム「東京花火」やバンザイ同盟の諸君のパフォーマンスも圧巻であった。大隈侯も、あの世でさぞお喜びのことだろう。早稲田はこの日、第二の建学に入った。月曜日は北澤紘一先生の『儒教学』を受講。今回のテーマは、荀子の性悪説についてであった。「人間は誰しも悪人になる可能性がある」と説いた性悪説は、“礼儀”を最も重要視した。礼儀のなっていない人間は悪人であるという結論が、例の亀田一家の行状を見れば正しいということは明白だ。教養がないということほど、悲惨なこともない。だから人間は、勉強をしなければならないのである。授業終わりに、北澤先生と談笑。今も週に5回は代ゼミの教壇に立っておられるとのことで、予備校時代の話で盛り上がった。受験界では手の届かない超人気講師も、大学では落ち着いて語り合うことができる。それは、ひとつ大きな関門をくぐりぬけた者が味わえる特権かもしれぬ。 水曜日は夕方に鑑定依頼を2つ発送した後、白石公子先生の『表現・芸術系演習33』を受けに大学へ。先週書いた書評の講評である。出だしの前フリは、どんな雑誌でも使えそうな表現だとお褒めの言葉を頂いた。このブログを、2年以上書き続けているのが活きたのだろうか。次の課題が11月14日提出なので、また新刊を読まなければならない。授業後は文学部を出て、本部キャンパスのPCルームへ。以前に取材を受けた学内誌『SLOPE WALKER』の記事が上がったと、インタビュアーだったMさんからメールで連絡が入った。すぐにプリントアウトして推敲に入る。驚くほどよく出来ていたのて嬉しい。カナ変換程度の指示を出して作業を終える。 木曜日は大学前の中華料理店『昇龍軒』にて夕食。チャーハンを頼んだが、店のお父さんが私の顔を見て厨房ではなく奥の方へ。どうしたのかと思ったところ、私に1枚の写真を手渡した。なんと、日曜のパレードで行灯を担いでいる私を見つけ、その姿をカメラに収めていたとのこと。確かにお店の前は通過したが、店の2階から手を振るお母さんに挨拶しただけで気づかなかった。なんと、温かい方々だろうか。早稲田の学生街には、今の日本人が置き忘れた昭和の風景が残っている。十分にお礼を言って店を出た。その後は代々木へ。ライブハウス『Live labo YOYOGI』にてSHINAPSのライブを観る。入口でボーカルの森崎佳法さんとベースの浅野佑亮さんに挨拶。その後、盟友と彼女のご両親としばし談笑。今夜は通算300回目のライブということで、舞浜で買ったディズニーランドのお菓子を渡す。200回目の時は柏で、森崎さんからバナナの彫り物を頂いた。それは今も、私の書斎に飾ってある。何かに一生懸命に取り組んだ経験というのは、自分の心にしっかりと誇りの轍となって残るものだ。ライブの後は、リーダーの江畑貴弘さんに挨拶。彼らの400回目も、今日のように祝えたら幸せだ。 金曜日は文学部スロープ前で、友人の吉田英史君と会う。「生命のメッセージ展」の宣伝も、早稲田祭まであと残り一週間とのことで気合が入っているようだ。そんな中、スタッフのSさんを紹介される。これもご縁なので、その場で四柱推命と姓名判断を行う。服装も艶やかでてっきり素封家のお嬢さんかと思ったが、意外にもかなりの苦労をされてきたようだ。まだ10代なのに、話し方もしっかりされている。聞けば、前期は服部健司先生の『応用倫理学』を取っていたそうで、講義中に一度教壇に立って発言を行った私のことを覚えていたとのこと。それから記憶に残った授業の話になり、私は昨年受講した多岐祐介先生の『小説論』を推薦した。すると、話をしていた彼女の背中の後ろ側を大きな体の男性が横切る。まさに、多岐先生その人であった。声を掛けさせてもらい、このブログで幾度と先生のことを書いてきた旨を伝える。すると、「ああ、あなたでしたか。ブログ読ませてもらいました。あんなに良く書いていただいて光栄です」と有難い言葉を頂いた。先生の名前をGoogleで検索すると、このブログが1ページ目でhitするようだ。先生の講義で得た教養は、私がこの生命を終えるまでの財産である。ぜひ、一人でも多くの方に体感して頂きたい。 今夜は、アンドレ・レニエの「半ばの真実」から一節を引こう。 「どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。それは僕にまかして下さい」 楽しいことは、いつも一方通行ではなく“相互通行”である。 誰かに愛や優しさを与えたいと願った分だけ、人間は“幸福”を得られるもの。 どれだけ、能動的に生命を活かせたか。どれだけ、多くの人のために働けたか。 それが、人間の幸福度を計るひとつのメルクマール(指標)であることには疑いがない。 明日は、神宮球場で早慶戦がある。 今宵の台風は、日本が誇る伝統の一戦を前にした、天の粋な演出だろうか。 明日は秋の太陽の下、学生席から精一杯の声で母校のすぐりし精鋭を応援したい。 それが、自分の幸福な人生への道に通ずると、信じているから。 |
| << 前記事(2007/10/25) | トップへ | 後記事(2007/11/01)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
エースの意地、4年の意地。〜早慶1回戦・延長12回の攻防〜
早慶1回戦。 塾先発4年のエース加藤は、序盤こそもたついたものの5回以降尻上がり ...続きを見る |
Mスポ 2007/10/29 13:08 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2007/10/25) | トップへ | 後記事(2007/11/01)>> |