今日は春の東京六大学リーグ・早慶戦第1戦を観に神宮球場へ足を運んだ。春の早慶戦を観るのは今回が初めてである。同じサークルのTさんが、野球部のメンバーとゼミが一緒というご縁で、その力添えで特別指定席で観戦することができた。毎度のことながら、各人のご厚情に深謝する。学生席とは違い、マウンドが非常に近い。生憎の雨模様だったが、出場メンバーの顔もはっきりと見える。先日、右太ももに傷を負った斎藤佑樹も元気そうでひと安心だ。慶応の先発は、ヤクルトへプロ入りした加藤幹典君に代わって、期待の中林伸陽君。大学野球勝利30勝を数えた加藤君が抜けた穴は、やはり大きい。明治の猛攻で4連覇の夢は潰えたが、早稲田としてはここでなんとか2位を確保したいところだ。早稲田の先発は須田幸太君。3回に1点を慶応に奪われるも、4回の裏に松永弘樹君が適時打で同点。5回に再び引き離されるも、6回には愛工大名電出身・小島宏輝君が小気味良いヒットですぐに追いつく。まさに、早慶一歩も引かずの展開。しかし、7回にドラマが生まれた。表はあの福井優也君が慶応を無失点に抑えると、裏では主将・上本博紀と捕手・細山田武史が見事な盗塁のオンパレード。今治西高出身・宇高幸治君がバッターボックスに立つと、4球目で3塁まで進んでいた上本主将がなんと本塁に向かって盗塁。誰もが想像もしなかった本盗で早稲田が勝ち越し。9回はあの大石達也君が登場し、140km台連発の見事なピッチングで慶応を三者凡退に討ち取りゲームセット。荒天という悪条件の中で、“荒ぶる魂”を見事に見せつけてくれた心に残る試合となった。 六大学野球で立教のエースであった長嶋茂雄は、こんな言葉を残したという。 小さなボールと一本のバットには、 運命と人生がつまっている “野球が好きだ”という理由だけでは、到底、表舞台には立てない。 それが、大衆を熱狂させる大学野球の厳しい現実だ。 目に見えない所で、誰にも悟られない努力を続ける勇者たちに、明日も神宮の学生席から力一杯の声援を送りたい。 早慶両校の野球部の諸君、今日は、素晴らしい生き様を本当にありがとう。 |
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