ご存知の通り、我らがサザンオールスターズが結成30年を迎える今年一杯で無期限の活動休止だという。物心ついた頃から彼らの音楽を聴いて育ち、ファンクラブ“サザン応援団”にも入っている身としては大変残念だ。今回の休止宣言で特徴的なのは、過去に“結果として”何度も長期の活動休止をした彼らが、“前もって”休止宣言をしたことだ。そういえば、天野祐吉、島森路子という名物編集長を生んだ雑誌『広告批評』も、やはり30周年記念号をもって休刊だという。かつて広告代理店に勤めた身としては、こちらも感慨深い知らせである。振り返れば、私が人生に大きな転機を作ったのも、やはり30歳の時だった。“30”という数字は、物事に真摯に取り組んできた人間にとって、何か胸に去来する数字なのだろうか。少し前、TBSの『ザ・ベストテン』やフジテレビの『夜のヒットスタジオ』が特番で復活する度に、サザンのデビューして間もない頃の映像が流れていた。Tシャツに短パンで『勝手にシンドバッド』を歌う姿も、洗濯したパンツの物干し台を前に『いとしのエリー』を歌う姿も、70年代の日本人にとっては衝撃的だったのだろう。80年代に入って、三宅裕司率いるスーパーエキセントリックシアターと創ったコント番組は、当時小学校2年生ながら爆笑した記憶がある。純粋にその音楽性に惹かれたのは、『みんなのうた』で復活した昭和63年のこと。ウッチャンナンチャンやダウンタウンが出演した『夢で逢えたら』の主題歌、『女神達への情歌』はいま聴いてもお洒落だが、当時は歌詞の意味も深く理解できないまま口遊んでいた。 90年代は、まさに彼らの黄金期。『涙のキッス』が入っているアルバム『世に万葉の花が咲くなり』は、何度聴いたかわからない。楽曲の秀逸さもさることながら、一方ではテレビの深夜番組で相変わらずコントをやるなど、どこか肩の力が抜けている姿が好きだった。BOØWY、TMNETWORK、ユニコーン、米米CLUB・・・夢中になって聴いたバンドが姿を消しても、このバンドだけはいつも時代の頂点にいる。それが当たり前だった。 7年前、芸能関係の仕事をしている友人と茅ヶ崎方面に遊びに行ったことがあった。名づけて『サザンを辿る旅』。名物の“湘南亭さざんらーめん”を食べに行ったり、海老名の『居酒屋さざん』で「この青い空、みどり」という名のカクテルを飲んだりと、今でも楽しい思い出だ。江の島電鉄に乗らなかったことと、『日影茶屋』に寄らなかったことが心残りだ。彼らが復活する前に、2度目の『辿る旅』でも敢行しておこうか。 FC会報『代官山通信』のロングインタビューで、桑田佳祐は「やりたい時は喜んでやらせてもらいます、モチベーションが上がらない時はごめんなさい、やりませんという宣言なんですよ」と語っていた。率直な本音なのだろう。この言葉を聞いて、私はジャンルは違えど、23年前にザ・ドリフターズが16年続いた『8時だヨ!全員集合』を終了させた時のことを連想した。この時、リーダー・いかりや長介とプロデューサー・居作昌果の間でグループの解散を巡って激しい議論があったという。しかし、いかりやは解散を頑なに拒否したそうだ。あくまで、レギュラー番組が終わっただけ。まだ『ドリフ大爆笑』というスペシャルの冠番組も残っている。自分たちにはまだ、芸人としてやるべき仕事があるのだー当時、いかりや54歳。俳優業に足を踏み入れる前に、彼は芸人としてのアイデンティティを守ったのである。翻って、桑田佳祐52歳。いかりやが全員集合を辞めてもドリフの看板を守ったように、彼もまた、“活動休止”のアナウンスを行っても、サザンの看板は守り続けるつもりなのだろう。そして、30年の節目に“レギュラーとしてのサザン”を終了させ、“スペシャル”という形で、何年かに一回、メンバーで“全員集合”するという算段であるはずだ。いかりやが死の寸前まで『ドリフ大爆笑40周年スペシャル』に出演したように、桑田もまた、『何度でも帰ってくるぞ、サザン○周年live』をやり続けるだろう。ザ・ドリフターズが解散することはなかったように、サザンオールスターズもまた、“解散”を許されないグループである。その理由は、どちらも『日本国民の共有財産』であるからだ。会報に付いていた『真夏の大感謝祭LIVE』のチケット優先予約事項を読みつつ、かつてのサザングッズを整理していたら、20年前に漫画家の針すなお先生が描かれたサザンの似顔絵が見つかった(写真)。当時はまだギターの大森隆志も在籍していた頃で、時の流れを感じさせる。今度、この姿を見られるのはいつのことだろう。そういえば3年前、彼らの東京ドームライブ『みんなが好きです!』に足を運んだことをこのブログで書いた時、合わせて今後の彼らの未来を占った。そこに、私はこう書いている。 “2011年には再び「愛の言霊」「エロティカ・セブン」級の大ヒットに恵まれる可能性がある。 人を感動させることは難しい。でもそれができたなら、それは素晴らしいことだ。 この世に桑田佳祐を遣わしてくれた、神に改めて深謝。” 私の占いだと、サザンは3年後に帰ってくる。その時は、日本中がお祭り騒ぎだろう。 もっとも、願わくば、この占いは外れてほしい。 それは、“もっと早く帰ってくる”という意味で。 僕らの心を溶ろかせるような新曲に期待しながら、今夜も彼らのCDを聴きつつ眠ろう。 嗚呼、わすれじのレイド・バック。 関連記事: 『桑田佳祐3時間完唱!サザンオールスターズが東京ドーム3DAYS 』 『決してあの時代(とき)を忘れない・・・サザン、横浜の夏空にしばし消ゆ』 『 “花契千年春”・・・穏やかな春の陽射しがいつまでも微笑むことを祈ろう 』 真夏の大感謝祭 LIVE(完全生産限定盤) [DVD] ビクターエンタテインメント サザンオールスターズ ユーザレビュー: チケットが取れなかっ ... 感動いっぱいライブ⇒ ... にわかファンには特に ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ |
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祝!30周年企画 〜勝手にサザン30年史 vol.17〜
Happy Birthday!! サザンオールスターズ {/cake_2/} ...続きを見る |
FUN @ fanかふぇ 2008/06/26 19:44 |
人気のボヘミアンスタイルファッション
何年か前にもボヘミアンスタイルは流行りましたが、今ほどの人気はなかったようです。今年流行しているボヘミアンファッションはとにかくすごい人気で、人の多く集まるような場所ではボヘミアンスタイルの人を必ずと言っていいほど見かけます。多くのファッション雑誌で紹介されているのも注目を集めている理由のひとつだと思いますが、はなまるマーケットや目覚ましテレビ、早耳トレンドなどのテレビでも取り上げられたのが大きく影響しているのかもしれません。 ...続きを見る |
ファッションの最新情報 2008/07/01 12:22 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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TBありがとうございます。 |
yori 2008/06/26 19:44 |
yoriさん、コメントありがとうございます。 |
八田修一 2008/06/26 20:37 |
TBありがとうございます。 |
かこりん 2008/06/26 21:05 |
かこりんさん、コメントありがとうございます。いま、デビュー30周年記念HPで、ライブで演奏してもらいたい曲のリクエストを行っていますね。私は『この青い空、みどり』がぜひ聴きたいです。30歳を過ぎて、あの歌詞が身に染みてきました。8年前の年越しライブ以来演奏していないと思うので、今夏は期待しています。今後とも宜しくお願い致します。 |
八田修一 2008/06/26 21:16 |
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