台風が近づいている。最近、雨の夜は帰りにタクシーを利用することが多くなった。今夜も、JRを降りてからタクシー乗り場に並んだ。自分の乗る番が来たが、目の前に止まったちょうちんマークの個人には以前に嫌がらせをされたので、後ろの人に譲り次の車に乗る。タクシーに乗った時は、必ずと言ってよいほど運転手さんと家まで話すことにしている。天気のこと、政治のこと、経済のこと、音楽のこと・・・運ちゃんはよくラジオを聴いているから、世情に詳しい。ウマが合った運ちゃんから、代金を値引きしてもらえることもあった(もちろん最初からそれが目的ではないが)。縁あって知り合った人と、そうやってコミュニケーションをとることは人生において大事なことだ。私の場合は、“いい男”や“素敵な女性”と会って“気”を分けてもらい、“運に恵まれない男”や“孤独に悩む女性”に会った時は、“気”を与える作業をしている。“気”とは正確に言えば、“生きる気力”のこと。昔は「気をもらう」だけで手一杯だったが、最近はこのようなブログを書いて「気を与える」余裕ができてきた。こんな男でも、どうにか魂を成長させることができているのだろうか。今日もいつもの感じで運転手のFさんと話をしていた。まだ決まっていない麻生太郎内閣の閣僚予想と衆議院の解散時期、タクシー初乗り値上げの余波とスーパーで高くなった食料品のこと、若いころ聴いた流行歌の話・・・そんなこんなで、テーマが教育の問題になった。運転手のFさんは自慢の一人息子がいて、なんと今年、早稲田の基幹理工学部に入ったという。最初からその話題だったら、家までずっとその話をしていただろう。私も現役の早稲田の学生だと話すとびっくりしていた。Fさんは不況で収入が減る中、なんとか家計をやりくりして息子さんを塾に通わせたという。自分は片田舎の高校しか出られなかったから、子供にはいい大学に行かせてやりたい・・・その思いが、天に通じたのだろう。息子さんは将来、大学院に進んで研究者になる夢を持っているという。『トンビがタカを産んじゃったんだよねぇ。まさかオレの息子がねェ。でも自慢の息子だから、オレもまだまだ頑張らないと。晩酌を我慢してでも、金をつくらなきゃね』と。最後はなんだか泣かせる話になった。Fさんは、間違いなく“いい男”である。理工学部と文学部のキャンパスは違うので息子さんとすれ違う機会はないかもしれないが、息子さんもお父さんと同様、きっと“いい男”であるはずだ。 家に帰ると、友人から一通の手紙が届いていた。中に入っていたのは、B’zの『LIVE−GYM Pleasure2008』の最終公演チケットが2枚。急用で行けなくなった彼から譲ってもらった、プラチナチケットである(写真)。結成20周年を飾る今コンサートのタイトルは、“GLORY DAYS”。稲葉浩志と松本孝弘の成長の軌跡を、共に歩んだ大衆に観てほしいという気持ちを込めたのだろう。彼らのライブに足を運ぶのは、実に5年ぶりである(参照:essay『そろそろ、音楽の話を』)。稲葉の実家が、岡山で化粧品店を営んでいるのは有名な話だ。全国から熱狂的なファンたちが、稲葉のルーツを辿るために今でも毎日のように実家を訪れるという。あの横浜国立大学を出て数学教師の免許も取得した自慢の息子がミュージシャンになると言った時は、両親も複雑だっただろう。しかし、その息子はロックスターとして、教師としての活動以上の“感動”を、多くの日本人に与え続けている。その道を行くことを許した両親もまた、“いい男”と“素敵な女性”であったのだろう。日産スタジアムには先月サザンオールスターズの30周年記念ライブで足を運んだばかりだが、時を置かずに同じ場所でまた、珠玉の公演を目撃できるこの幸運に心から感謝したい。 天がいつも我々人間に対して願っているのは、“魂の成長”である。 自分のことは差し置いて、誰かのために、何ができたか。 それが、“いい男”や“素敵な女性”の条件であるような気がする。 永遠の翼をひろげて、夜明けの空を舞いながら、来週もともに頑張りましょう。 関連記事: 『 決してあの時代(とき)を忘れない・・・サザン、横浜の夏空にしばし消ゆ 』 『 檄文―誰もが“愛”に飢える時代に新しい次元の胎動を感じよ 』 『 強運を招く“人名に使いたい漢字”第5弾・この良名があなたの窮地を必ず救う! 』 『 新しい生命に去り行く生命・・・口笛を吹きながらこの世で共に“素敵な夢”を叶えよう 』 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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初めてコメントさせていただきます。 |
白雪 2008/09/22 06:08 |
白雪様、コメントありがとうございます。 |
八田修一 2008/09/23 00:54 |
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