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zoom RSS 果てしなく続く「すばらしい日々」・・・ユニコーンライブに足を運んで

<<   作成日時 : 2009/05/04 15:54   >>

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画像忌野清志郎が亡くなった。日刊スポーツは一面見出しで「清志郎が死んだ」と、通常の体言止めではなく異例の動詞表現でその衝撃を伝えていた。RCサクセションといえば『雨上がりの夜空に』などが代表曲だろうが、私は事実上のラストシングルとなった『I LIKE YOU』が好きだ。バンドが危機的な状況の中で、結成20年を記念して制作された一曲。“暫く会えなくなるかもしれないけど、俺達はみんなが大好きだぜ”という、清志郎からファンへのメッセージであったと勝手に思っている。ここ2年ほどは盟友・仲井戸麗市と再び共演するなど、RC復活への胎動を感じさせた矢先であった。享年58。合掌。今日は、RCと同じくかつて別々の歩みを選びながら、16年の時を経て再び集まった、UNICORNのライブを観に行ったことを記しておきたい。


京浜東北線で秋葉原からさいたま新都心駅へ。さいたまスーパーアリーナを訪れるのは、Mr.childrenのライブ以来2週間ぶりである。開演前にグッズを買おうと、売り場スペースへ。入口をくぐると、目の前には気が遠くなるほどの長蛇の列が。とりあえず並ぶ。頭上の巨大スクリーンには、先日の広島マツダスタジアムでメンバーが始球式を行った模様が流れていた(右上写真)。ベース・EBI(堀内一史)の投げた球が阪神・赤星へのデッドボールとなってしまった場面では、並んでいた人々も大爆笑。なんとも和やかな雰囲気が売り場全体を包んでいた。ツアーパンフや寿司ネタの海老が描かれた『EBIマスク』(\500)など、友人へのお土産も含め計8,600円分を購入。『快適シート Nゲート 430扉11列656番』と記されたチケットを見せて、会場に入った。


画像会場内では、この日亡くなった清志郎が唄う『スローバラード』がかかっていた。ロック道を切り開いてきた偉大な先駆者へのリスペクトからだろう。自分の座席に着く。場内は2万2千人の観客で溢れんばかりだ。今回の再結成ツアーでは、なんと全国から138万の応募があったという。第1期(昭和62年〜平成5年)ではメガヒットに恵まれなかった彼らだが、再結成後の活動ではかつての伝説を凌駕する可能性が高いと感じる。16時36分、照明が落ちると共に無数の悲鳴が生まれた。遂に開演である。


1曲目は、再結成アルバム『シャンブル』のオープニングを飾る「ひまわり」。奥田民生のけだるそうな、それでいてゆったりしたボーカルが響き渡る。キーボードの阿部義晴は金髪になっていた。そのプロデューサー然とした堂々たる姿勢は、長年のファンに確固たる“心強さ”を感じさせる。3曲目は、フジテレビ『夢で逢えたら』の主題歌になった『スターな男』。“サムにいさん”ことギター・手島いさむは、相変わらず優れたテクニックで客席を唸らせる。4曲目『ボルボレロ』 では、EBIがベースを置いてリードボーカルをとった。今年で44歳とはとても思えない若さだ。第1期時代の“貴公子キャラ”をそのまま、この日も女性ファンの黄色い声援を浴びていた。

8曲目『キミトデカケタ』と9曲目『ロック幸せ』では、再結成と共にバンドに復帰したリーダー・川西幸一がフロントに登場。ドラムセットには民生が座った。かつて、ユニコーンのディレクターである河合誠一マイケル氏が「民生が植木等や志村けんだとすると、川西君はハナ肇でありいかりや長介である」と言っていたが、“バンドの偉大なる母”川西の勇姿を後ろから見守る、“やんちゃ息子”民生の姿が微笑ましい。川西と言えば、『おかしな2人』をはじめ日本人の心情の機微を描いた詞で人気が高い。手島との出会いの場となった広島電機大学を卒業後、建設会社で一時期サラリーマン生活を送った彼。その社会経験が、創作の際に生きているのだろう。13曲目は、光GENJIとTM NETWORKの雰囲気を合体させた『PTA 〜光のネットワーク〜』。宇都宮隆の歌い方を真似する、奥田民生のボーカルに久々に爆笑。オリジナルは平成2年の発表だが、あの頃、小室哲哉の未来があんなことになってしまうとは思いもしなかった。その後は『大迷惑』『ヒゲとボイン』とヒットシングルを披露。 東京メトロのCMソングである『HELLO』で本編を締めた。




アンコールでは、キダ・タロー作曲の懐かしい『プロポーズ大作戦』のメロディーに乗って、メンバー全員が横山やすしの格好で登場。“アベBコーナー”とも言える、阿部のパフォーマンス全開タイムに入る。『忍者ロック』の最中には、感情が昂ぶったのか客席に乱入。名物マネージャーの原田公一氏を紹介したりと、ハプニングだらけで会場を沸かせた。今回の再結成は、第1期ユニコーンで解散時のリーダーであった阿部が中心となって実現した。もし、キーボード担当が初代の向井美音里(後にEBIと結婚)のままであったなら、この再結成自体がなかった可能性が高い。阿部は、ユニコーンに一番最後に加入したメンバーである。ラストメンバーが再集結に向けて動き、先に辞めていたバンドの創始者をも復帰させるー改めて、プロデューサー阿部義晴の手腕と、その人間的魅力に驚嘆せずにはいられない。蘇った一角獣は、これから一体、どんな夢を見せてくれるのだろうか。



画像現在ではコレクターズ・アイテムとして名高い、16年前の解散時にビクターエンタテイメントが発刊したロックンロール・ニューズメーカー特別メモリアルブック『ユニコマニア』の中で、当時一足早く脱退した川西幸一が『ユニコーンの皆様とファンの皆様と携わってくれた皆様へ』と題して、こんなラストメッセージを残している。


ユニコーンを作る前はストリッパーというロックン・ロール硬派系のバンドをやってまして。
同時期に存在したバンドにレディってのがいましてね、
奥田民生ってやつがボーカルやってた。
そのボーカルにはすごいライバル意識があったんですよ。
「コイツはヤバイぞ」っていう。

ストリッパーは合計7人ギターが替わったんですけど、手島が最後のギターだったんです。
それで、手島とバンドをやろうよっていって、広島でライヴやってるヤツらで良さそうな人間をジャンル関係なく探していこうよってことで探し始めた。

民生はスゴイぞと思ったカンみたいなものっていうんですかね?(中略)

何かね、バンドって考えようによっちゃすぐできると思うんですよ。
例えば事務所に力があるとか金があるだとかで、うまくて顔が良いヤツなんてすぐ集まるし。
でも、俺はそうじゃないと思う。
俺ね、他人とすぐに音出せないんですよ。
ずーっと一緒にやっていこうっていう相手に対してはね、
色んな話して友達になっていってからでないと一緒にやる気になんない。
だから時間かかるんですよね、やたら。(中略)


とりあえずみんな成功してもらいたいですね。

それは金銭的とかセールス的ということではなくて。

後ろを見て生きてもらいたくはないということです。

それぞれがかっちょいいバンドを作ってもらえればいいし。



で、来々世くらいにまた一緒にバンドをやりましょう





・・・彼らを“来々世”ではなく、“今世”で再び引き合わせてくれた音楽の神に、改めて深謝。





【2009.05.03 ユニコーンツアー2009蘇える勤労〜さいたまスーパーアリーナ SETLIST】

01. ひまわり
02. スカイハイ
03. スターな男
04. ボルボレロ
05. 働く男
06. 水の戯れ〜ランチャのテーマ〜
07. オッサンマーチ
08. キミトデカケタ
09. ロック幸せ
10. AUTUMN LEAVES
11. 自転車泥棒
12. ザギンデビュー
13. PTA 〜光のネットワーク〜
14. WAO!
15. BLACKTIGER
16. R&R IS NO DEAD
17. サラウンド
18. 大迷惑
19. ヒゲとボイン
20. 車も電話もないけれど
21. HELLO

〜encore1〜
22. 人生は上々だ〜忍者ロック〜人生は上々だ

〜encore2〜
23. 開店休業




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虎哲徒然日記
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「スローバラード」が流れたのはライヴ終了後。
開演前は「ドカドカ〜R&R」「ROCK ME BABY」「上を向いて歩こう」の3曲が流れていましたよね?
とおりすがりで失礼します。
2009/05/05 03:00
通りすがり様 コメントありがとうございます。

勘違いしていました。開演前も開演後もRCが流れていて、改めて日本の音楽史において重要な日になったんだなぁとしみじみ思っていました。

アンコールでは、『すばらしい日々』が聴きたかったですね。まだ聴き足りないので、チャンスがあれば武道館公演にも行きたいなと考えているところです。

音楽を自由に楽しめる時代は、本当に幸せですね。

ユニコーンがこれからどんな進化を遂げるか、楽しみにしています。

八田修一
2009/05/05 11:15

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