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zoom RSS “平成の吉田茂”安倍晋三の忘れもの―昏き“民”を率いて末代の難局と対峙できるか

<<   作成日時 : 2012/09/27 19:24   >>

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画像注目の自民党総裁選は、元総理の安倍晋三が決選投票で石破茂を破り第25代総裁に就任した。総裁経験者が再登板するのは、結党以来初めての出来事だ。最初は本命視されていた石原伸晃は、度重なる失言と谷垣禎一を裏切ったイメージで評判を落とし3位に沈んだ。町村信孝は選挙中に病に倒れるという不運に見舞われたが、森喜朗や福田康夫とともに引退だろうか。自民党総裁選が決選投票にもつれ込んだのは、“三角大福”(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫)以来40年ぶり。決選での逆転となると、石橋湛山が岸信介(安倍の祖父)を破って以来56年ぶりとなる。全く話題にならなかった民主党代表選とは対照的な、ドラマティックな党首選となった。総選挙を前に、格好の党のアピールの場となったのではないか。


画像安倍といえば思い出すのは、あの5年前の電撃的な辞任表明だ。「無責任」「政権投げ出し」「坊ちゃん総理のおままごと政治」と、罵声の限りが彼に浴びせられた。参院選惨敗の責任をとってすぐに辞めていれば、もっと復活は早かったかもしれない。『第1次安倍内閣』がなぜ1年しか続かなかったかについては、多くの評論がある。それは全て、的を得ている部分がある。しかし安倍が総理の座から引き摺り降ろされた本当の理由は、『真の改革』に手をつけようとしたからだ。国民投票法、改正教育基本法の成立に防衛省昇格は特筆すべき業績であったが、安倍内閣がその命を縮めたのは、公務員制度改革に本腰を入れようとしたという一点である。彼は与党320議席と自らの人気をバックに、官僚の生殺与奪の権を官邸に集中させようとした。そのことが、霞ヶ関の逆鱗に触れた。年金問題という社会保険庁の問題をわざと参院選の前に流出させ、民主党(長妻昭のような無能議員)にそれを国会で激しく攻撃させ、一方では内閣に灰色議員を送り込み(松岡利勝、遠藤武彦、赤城徳彦)、内と外から安倍を追い詰めた。当時の週刊誌やワイドショーの映像を紐解けばいい。左翼マスゴミに、一体幾らの金が流れたか(今朝も早速テリー伊藤が下劣なパフォーマンスをしていたが)。先ほど、20代の知人がやっているtwitterを覗いたら、「安倍さんはマスコミのネガキャンに潰されたイメージが強い」と記されていた。この5年で、若者は真実を見抜く目を養えたのだろうか。いずれにせよあの時、安倍は戦い敗れ、満身創痍で政権を去った。



画像安倍を追い詰めた民主党は、その辞任から丸2年で政権を獲った。あれから3年経つが、果たして日本人は幸せになっただろうか。自民党政治を批判して政権に就いた民主党には、政権運営のノウハウがなかった。三宅雪子に代表される素人議員が国会で茶番を演じつつ、政策は財務省に丸投げ。そこで野田佳彦・谷垣禎一という大蔵族ホープが与野党の党首についたのを見計らって、財務省は消費税増税を仕掛けた。一票で生活が良くなると信じて民主党に入れた愚民にとっては、「そんなバカな」という話だ。しかし谷垣は去り、野田も1年以内に総理を降りる。“大蔵族党首の時代”が終わり、再び安倍が天下を獲った時、一体何が起こるだろうか。

『第2次安倍内閣』が発足した場合、おそらく麻生太郎は副総理か外相で入閣するだろう。維新の会と連立した場合は、大阪市長兼任で橋下徹の入閣もありうる(維新は早くも失速してきているので、議席は良くて50台でその影響力は限定的だろう)。森喜朗が第2次改造で宮沢喜一と橋本龍太郎という元首相を二人も入閣させたことがあったが、アマチュア民主党とのコントラストを強調した、プロの政治を行なう布陣になるだろう。総裁選で戦った石破茂を党幹事長に据えたことで、亀裂の走った地方組織も掌握できる。この内閣は、対立する官僚の粛清と、毅然とした外交政策の樹立が目玉となろう(既に国策の転換で野田内閣でもその萌芽が見られるが)。今年の12月22日は占星術界隈で“アセンション”と長らく言われてきた。恐らく、世界地図に変化がみられるような事態が出てくるだろう。それについては、『近未来国際情勢展望3』で記したい。




画像最近、週末の夜にNHKで放送されている『負けて、勝つ〜戦後を創った男 吉田茂』を楽しみにしている。フィクションとはいえ、吉田茂を演じる渡辺謙と、脇を固める白洲次郎役の谷原章介らの名演に圧倒される(幼少期の麻生太郎や一年生代議士当時の田中角栄も登場していた)。第3話では、第1次吉田内閣を倒した民主党総裁の芦田均首相(篠井英介)が、昭和電工事件に連座して内閣総辞職を決意。野党・自由党総裁の吉田元首相に事後を託すべく彼を官邸に呼び、二人でお茶漬けを啜るという場面があった。外野で権力の批判をしているだけならいい。それと国家経営は、全くの別物だ。強固なリベラリストとして知られ、吉田のワンマン政治を批判し続けた芦田だったが、決定的に一国の宰相としての資質に欠けていた(無能の極みであった菅直人とは比較にならない位にマシではあったが)。戦後の日本の総理で、一度その座を降りてからカムバックを果たしたのは吉田茂ただ一人である。あの頃の政治家は、立場はそれぞれであったにせよ、国体護持の一点だけは譲れないという、気迫があったように思う。時ながれ、芦田が率いた党と同じ名の“極左”民主党政権も、もはや風前の灯。第25代自民党総裁・安倍晋三は、果たして“平成の吉田茂”になれるだろうか。




私は新聞社に勤務しているが、姓名学者としての顔も持っている。このブログも初めは、姓名判断を中心とする占いのブログとしてスタートした。当時、『人名に使ってはいけない漢字』で取り上げることのなかった字に、『民』という字がある。この字源は、『針で目を潰され、盲目にされた奴隷』の意味だ(最後のハネの部分は目を潰されて血が滴っている様の象形)。日本が戦争に負けてから、67年が経つ。戦後の日本の民はまさに、盲目の奴隷そのものの姿だ。去年は、東日本大震災という未曾有の天罰があった。あれを、愚民への警鐘と言わずして何と言おうか。まさに今、平成の焦土である。





総理大臣が誰であろうと、関係ない。






日本人の、忘れもの。






今こそ、取り戻すべきときである。





画像



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安倍さんスゲー

2012/12/24 22:20

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