八田靖彦・奇跡の言霊ブログ(旧・奇跡の占いブログ)

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zoom RSS 人間の精神を安定させるもの―今こそ“絆”の大切さを確かめ合うとき

<<   作成日時 : 2013/02/25 10:24   >>

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画像早くも、2月が終わろうとしている。アセンション以降、時間軸のスピードの加速を肌で感じる。私自身も、昨年と今年の思考に“断絶”とも言える変化が生じている。情報発信の形態も、ブログからモデルチェンジするかもしれない。2013年の前半は、“旧いものの清算”の時期になろう。土曜は自宅で、TOKYO MXの『西部邁ゼミナール』を観ていた。ゲストは、評論家の佐藤健志氏。“戦後日本の自殺願望”をテーマに、2週に亘って論客の二人が縦横無尽に語り合っていた(写真)。戦前の日本は、欧米列強に対して同化するか対抗するか曖昧なまま進んだ。夏目漱石は文明開化を指して「欧米に適応するためだけの開化で、やがて由々しき事態に至る」と喝破したが、その思いが彼に『こころ』を書かせたのだろうか。最後まで本土決戦を謳いながら、大戦降伏後はGHQも驚くほど米国に擦り寄る。日本人の、土壇場での破局回避の願望が、この奇妙な経済大国を創りあげた。日本人には“The myth of the Clean State”(ご破算で願いましては神話)、自殺狂の気味がもともとある。破局が来て希望が来なければ、もっと大きな破局を期待する、と。戦後日本の自滅願望は、ゴジラやウルトラマンに代表される特撮や、『宇宙戦艦ヤマト』や『風の谷のナウシカ』といったアニメなど、ポップカルチャーがいち早く感じ取ったという(ゴジラは核兵器の暗喩)。一部では“予言者”とも言われる宮崎駿だが、東日本大震災前に監督した『崖の上のポニョ』では、大津波で町が沈没するもその生命力で、車椅子の老人たちが歩けるようになるというハッピーエンドを描いた。これこそ、“津波が来るのは良いことだ”という、ポップカルチャーにおける破局回帰願望に他ならない。最後に西部、佐藤両氏は、大人は若い世代を押しつぶし呪いをかける、しかし若い世代は大人を恨まず、自力でその呪いを解かねばならない。若い世代が滅べば、それは国が本当に滅ぶときである、と結んだ。新聞でもネットでも、10代20代の劣化を指摘するキーワードが踊っている(コミュ障、草食男子、ゆとりetc)が、バブル崩壊以後の下り坂の日本しか経験のない(=近代化の毒液を浴びた)若者にとっては、予め与えられたステージの中で身につけた能力で立ち向かうには、現実の社会は余りにも厳しいということだろう。今年も間もなく、春がやってくる。いつの間にか私も、30代後半だ。上の世代と下の世代の、これ以上の“隔絶”を防ぐことができるよう、自分に何ができるか考えたい。



画像金曜の夜は、長年のお客様であるTさんと、錦糸町駅前の個室居酒屋『京町紅しずく』でモツ鍋をつつく(写真)。Tさんから初めて鑑定依頼を頂いたのは5年前。以来、私が大阪にいた2年間も継続して仕事を頂くなど、ずっとお世話になっている。この日は、途中からTさんの彼氏が参加して3人で飲んだ。彼氏さんは今年大学院を修了し、一流企業に就職するという前途有望な、20代前半の若者だ。Tさんからは仕事の方向性と並行して恋愛の相談も受けていたが、今年、彼氏の就職に合わせて遂に結婚を決めたという。易者をやっていて一番嬉しいのは、不妊に苦しんだご夫婦のお客様に待望の子供ができたという報告を頂いたり、ずっと恋人に恵まれなかった女性のお客様から結婚の報告を頂いたりと、他人様の最も喜ぶべき人生のヒトコマに立ち会うことができることだ。7年前、命名をした赤ちゃんの成長の様子を毎年、年賀状で報告してくれるご夫婦がいらっしゃる。健康と友達に恵まれるようにと願いを込めてつけた名前だったが、その通り元気いっぱいに幼稚園でも過ごせたという。この人生であと何回、そういう喜ばしい場面に立ち会えるだろうか。帰り際、JR錦糸町駅の改札で、Tさん、彼氏さんとガッチリ握手を交わした。今まで苦労した分、幸せな家庭をつくってもらいたい。



画像結婚の話が続くが、昨日のYahooのトップニュースで、『事実婚のメリット・デメリット』という記事が掲載されていた。写真には、14年間の事実婚を経て破局したジョニー・デップが。記事中のインタビューを受けている夫婦問題評論家の岡野あつこ氏によれば、ヨーロッパに比べればまだ数は少ないが、日本でも事実婚を選ぶカップルが増えているという。なぜかというと、「夫婦別姓をキープできるために選択するケースは多いですね。結婚後も仕事を続けたい女性や、一部には姓名判断を理由に苗字を変えたくないという女性もいますよ」とのこと。姓名学を専門にする易者として、最後の一文に失笑してしまった。一生添い遂げたいと願う異性に出逢っているのに、結婚すると画数が悪くなるから入籍しないというのは、自ら幸運を手放すという意味で本末転倒だ。日本の結婚制度というのは、一方が相手に従属するためにあるのではない。自分ひとりではままならないことを、信頼する異性と協力してやり遂げる(=子供を産み育てる)こと。自分以外の誰かの人生に責任を持つ(=家族を養う)こと。その重要な学びのために、結婚はある。

平安時代、「絆」という字は「し」という送り仮名をつけて“ほだし”と呼んだ。「絆し」とは、牛馬をコントロールする紐のこと。仮に夫を牛馬に譬えるなら、それは妻と子という重たい荷物を背負うもの。鼻に巻きつけられた紐は重たければ重たいほど引っ張られ、とても痛い。しかしその引っ張られる力が強ければ強いほど、土にめり込む足跡は深く、それは轍となる。その轍の長さこそが、“家族”という絆の深さと言える。姓が変わって画数が悪くなるのなら、セカンドネームをつくればいい。父親と母親の苗字が違えば、子供が苦しむのは自明のことだ。同じ苗字になるということは、“絆をつなぐ”ということ。自分のわがままを抑え、他人の立場になって考えることを、“家族になる”と言うのである。癸巳の平成25年は、恋愛や結婚が物凄く増える年だ。孤独に悩む人々が、ひとりでも多く、愛される喜びに包まれることを願ってやまない。



河合塾の講師として受験界でも長年活躍された評論家の渡辺京二氏が、昨秋の日経夕刊で、こんなことを語っておられた。


人間は過去に根を張って生きている存在だ。
その自覚が人間の精神の安定性につながる。
資本の運動が情報化と結びつくことで、これまで共同体が作って、
共同体で享受していたもの、例えば日本の古典や文化、
様々な「遊び」のようなものまでが、
ひき臼にかけられるように商品化されたり滅んだりして行くのかもしれない



文明の行き着いたところでは、人間は生きづらいという自覚を出発点に、
自分が一人の人間と対応する時に、喜びのある関係が作り出せるかどうかがカギだ。
他者との交わり自体を喜び、できる範囲で相手に対座し時間を共有して行く。
いわば宴席のような雰囲気を他者との関係で築くよう心がけることだ





文明の行き着いた現代でも、昔から変わらない大切なもの。




疲れきったこの世界を救うのは、“絆”しかない。



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