家族とは“魂の学び場”・・・児童虐待急増の時代に真実の愛を知ろう

画像ひと仕事終え、日経新聞の夕刊を開くと、また不快な見出しが瞼めがけて飛んできた。『児童虐待 過去最悪』。群馬や福島で起きた男児の虐待死事件の余波が続いているようだ。態様別では暴行など身体的虐待、猥褻行為など性的虐待、ネグレクト(育児放棄)・・・どれも目を覆うような内容である。子どもには、罪などない。自分の魂を鍛えるために、“わざわざ”酷い親を選び、酷い体験を進んで経験する。その姿を見て私たちは涙し、「自分が親になったら、絶対にあんな酷いことをしてはいけない」と心に刻む。それもまた、かけがえのない『魂の学び』である。



文明が発達した現代に生きる我々の大きなテーマは、“真実の愛を学ぶこと”に他ならない。



食べ物はある。遊ぶ場所もある。着るものもある。でも、“愛”だけがない。



子どもは、“愛を学ぶために”やってきた『あの世からの使者』である。



“愛”を最初に教えるのは、親の役目だ。親が子どもに真心を教えれば、子どもは優しい大人への階段を昇る。憎しみを教えれば、子どもは怒りの中でのたうちまわる。



以前、日本テレビのトーク番組『おしゃれイズム』に、タレントの若槻千夏がゲストで出演した時のこと。いつもの毒舌で場を和ませていた彼女だったが、目の前に出てきた唐揚げを口に入れた瞬間、突然の号泣。それは、彼女の母親が内緒でつくった手作りの唐揚げだった。聞けば、母親はある時を境にまったく家事をしなくなり、学生時代から若槻が家族の食事を作っていたとのこと。番組のために、久々に腕をふるったのが彼女の大好物だった“お母さんの手作りの唐揚げ”だったのだ。いつもは強気の彼女、涙が止まらない。それは、この世でたった一人の母親がつくってくれた、愛のこもった手料理であったからである。




子どもはいつも、“愛”を求めてやまない。最初の「魂の先生」である、親からの愛を。



親が自分に向けてくれた、満面の微笑み。『たかいたかーい』をしてくれた時の、腕の温もり。



すべて、記憶の片隅に“大事な今世での温かい思い出”としてインプットしながら、あの世に帰るまでの魂の励みに変えてゆく。



『ローマの休日』でジョー・ブラッドレー役を演じた俳優のグレゴリー・ペックが、生前こんな言葉を遺している。



    「長い目で見て最後に残るのは 名声でも 仕事でもなく 家族なんだよ




人は誰かに愛されることを知ると、それを必ず別の誰かに返そうとする。



その「正の連鎖」こそが社会を変革し、国家を、そして世界を本物の楽園へと変える。




梅雨もようやく明け、蝉の歌声が耳に入る季節が来た。




ゆきあいの空を眺めながら、両手を合わせて明日も静かに祈ろう。




「天よ、どうか今日も、我等に素晴らしい愛をお教えください」と。

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