八田靖彦・奇跡の言霊ブログ(旧・奇跡の占いブログ)

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zoom RSS 歴史とは一人の人間が流す汗であり涙であるー人生で多くの“ドラマ”を経験しよう

<<   作成日時 : 2009/05/28 17:32   >>

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画像今日は急に寒くなったが、皆様は体など崩されてはいないだろうか。昨日は、昼から早稲田へ。大隈講堂前で、友人の吉田英史君と待ち合わせ。日曜に野球早慶戦が神宮球場で行われるが、学生席の「入場順位抽選会」に今年は私が参加することになった(写真)。例年は吉田君がこの大役を担っていたが、今年は大学院の授業と時間帯がバッティングしたため、私に白羽の矢が立ったのだ。春の早慶戦は、秋と違って神宮が例年満席になる。何百とある学内のサークルが新入生の歓迎を兼ねてチケットを奪い合うので、その席取りは凄まじい。スポーツ観戦の座席に入る順番をクジ引きで決めるというのは、いかにも早稲田らしい感じがする。

画像抽選会開始まで時間が少々あったので、大隈重信銅像前で行われていた早稲田大学・慶應義塾大学両応援団によるパフォーマンスをしばし鑑賞(左写真)。慶應は、安西祐一郎氏から清家篤氏への塾長交代劇とリーマン・ショックの影響による269億円の赤字が話題になっているが、やはり卒業生の団結心の強さは早稲田にとって見習うべき部分がある。ちょっとやそっとじゃ倒れないところが『私学の雄』たる所以かもしれない。かつてこのブログで、「世間的には“早慶”と並び称されながら、偏差値や社会的実績の面で早稲田が慶応に大きく水をあけられた理由は、慶応が早くから実学教育を志向したのに対し、早稲田はついぞ“学生運動くずれ”の左翼教員を放逐できなかったから」だと書いた残念ながら、早稲田の改革は進んでいるとは言い難い。まだ暫くは、慶応の後塵を拝する時代が続くだろう。

今年の春季六大学野球は既に法政の優勝が確定しているが、やはり「華の早慶戦」には内外の注目が集まる。久々に、校歌『都の西北』を斉唱。これを早慶戦の学生席で歌うのはまた格別である。新入生の諸君は楽しみにしてもらいたい。この後に臨んだ肝心のクジ引きでは、入場順位179番とあまり良いとは言えない結果に。吉田君には「申し訳ない」とメールで謝った。当日は雨が降らないことを祈ろう。



画像PCルームで諸々の作業を行った後、完成したばかりの11号館商学部ビルへ。18時より5階505田中穂積記念教室にて、稲龍会主催『松平定知講演会〜「その時歴史が動いた」を九年間担当して』を聴講(写真)。松平氏といえば、長くNHKの顔として活躍した名物アナウンサーである。早稲田出身で、現在は母校の公共経営研究科で客員教授として教鞭をとっておられるそうだ。「その時歴史が動いた」では、3年前に「戦火をこえた青春の白球〜学徒出陣前 最後の早慶戦」という話が放送された。厳しい戦局を理由に中止が決まった早慶戦(昭和18年)に賭けた、早慶両校の関係者の勇姿が丹念に描かれていた佳作であった(『早慶戦終わって・・・夢を見て、生きることの楽しさよ』参照 )と記憶している。一体、どんなこぼれ話が聞けるかと胸が躍った。

講演が始まる。まず、スタート時のエピソードについて。平成12年から9年間続いた「その時」は、松平氏の先輩・鈴木健二アナが担当した「歴史への招待」の放送期間、5年2ヶ月を超えることを目標に設定。ベテランではなく25歳〜34歳の若手のディレクターを抜擢し、100日かけて作りこむ。“専門家の視聴に耐えうる内容を心掛ける”ことで、番組の評判を上げてゆくという方策を採ったそうだ。「専門家がうなるようなゲストの人選」を基本に、一般視聴者にも玄人にも支持されるような番組づくりが奏功した、と。


9年間、355本に及んだ制作は、松平氏自身を含め、徹底した実証主義で「こちらの都合で面白可笑しく語らない」ことをモットーにしたという。テレビと視聴率は切っても切り離せないが、「視聴率を売るために魂を売らない。それが、最後は番組の信用につながった」と。同時期に人気を博した『プロジェクトX』も世間の大きな支持を得たが、更なる感動を喚起しようとディレクターが捏造に走り、最後は打ち切りという結果になった。その様子を見ていた氏は、「決して番組を野垂れ死にさせてはならない」と、決意を堅くしたという。最近は教育テレビの日曜深夜「ETV特集」や「JAPANデビュー」の反日偏向報道が大きな批判を呼んでいるが、松平氏の番組に賭けた思いを、一体どれだけの後輩社員が継承しているのだろう。興味深いエピソードとしては、織田信長の最期について“推測になる”として番組では放送しなかった松平氏なりの見解を披露。最期は本能寺で火薬庫に身を投じて爆死したという信長(遺体は発見されず)の首を取れなかったことが、明智光秀の三日天下に終わった理由ではないか(当時は主君の首を挙げる=自分こそが天下人であるという名乗り)という説には、なるほどと頷いた。最後は、女子大生の間でブームである“戦国萌え現象”などの脱線話も披露。今年の早稲田大学校友会に招かれた際は、「中2で「その時」をテレビで見て感動し、早稲田の史学科に入りました。今年卒業します」と文学部の女子大生に言われたという。氏は「“その時”を見て歴史を勉強しようと思った、という声を聴くのがたまらなく嬉しい」と顔をほころばせた。講演中に、最もいい笑顔を見せてくれた瞬間であった。



松平氏の、講演での締めくくりの言葉を引きたい。



歴史とは、暗記の集積物ではなく、一人の人間が流す汗であり涙、ドラマである



・・・・これからも、多くのいい人物と出会って、多くのドラマを垣間見たい。



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