八田靖彦・奇跡の言霊ブログ(旧・奇跡の占いブログ)

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zoom RSS 優しさを繋いでゆくということーどんな苦境にあっても明日を捨ててはいけない

<<   作成日時 : 2009/06/13 23:02   >>

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画像昨日、大隈講堂で行われた『夜回り先生』こと水谷修氏の講演会を観に行ったことを記したい。今回の講演会(『薬物乱用防止講習会』)は早稲田大学関係者限定の聴講ということで、講堂の座席は学生と教員で占められた。学生部長である島田陽一教授の開会挨拶の後、水谷氏が登場(下写真)。氏を肉眼で見るのは初めてだが、やはりその身体全体から、強い信念を感じる。



まず、話は18年に及ぶ繁華街での『夜回り』について。援助交際をしている女子高生を見つけると、最初に「お母さんの顔を思い出せ」と諭し、「昼の世界に戻ろう」と語りかけるという。その背景にいる、暴力団との壮絶な戦いの日々も披露。この18年で58の三次、四次団体を潰し、実に1000人のヤクザを逮捕させたという。17歳の教え子を組事務所から取り戻す際は、指を詰める代わりにハンマーで親指を潰されたそうだ。それでも、「この子がまっとうな人生を歩めるなら指の一本など安い」と。その迫力に、聴衆である我ら早大関係者は圧倒される。


話は、横浜翠嵐高校から上智大学の哲学科を出て教員に、そして『夜回り』を始めた経緯について。学生運動にかぶれるもその独善性に幻滅し、「国の体制を変えたって人の心が変わらないと良くならない」と教師を志したこと。初めは高偏差値校でエリートを養成すべく頑張ったが、やがて親友との教育をめぐる喧嘩をきっかけに、『横浜市暴力団養成所』とも言われた底辺の夜間高校を自ら志願したこと。「不登校にもさせない」ことをモットーに、学生との人間関係づくりに心を砕いたこと。シャブ漬けになった男子生徒を更正施設ではなく“愛の力”で救おうとし、誤って死なせてしまったこと・・・次々と披露されるエキサイティングな過去に、講堂内は沈黙をとどめていた。


画像昨今、日本の有力大学でも問題になっている学生の薬物使用についても、舌鋒鋭くその恐ろしさを解説。「シンナーは底辺校、覚醒剤は上位校で汚染が広がっている」と。乱用8ヶ月で、どんな人間にも精神異常が出る。“殺されるという妄想からの逃走”から、煙突やビルの上によく登る。国民の25%が生涯のうちで麻薬使用を誘われる場面に遭遇し、そのうち2,6%が実際に使用する。この数字が5%になると組織が潰れ、10%になると日本は滅ぶ・・・と。メモにペンを走らせる客席。前出のシャブ漬けになった男子は最後、ラリっている最中にダンプカーのライトを楽しい場所と勘違いして、突っ込んで即死した。火葬の際は、長年のシンナー使用で蝕まれた骨が溶け、うまく拾うことができなかったという。「彼のお母さんは、息子を奪ったシンナーが憎い。シンナーは息子を2度殺したと絶叫していた。命を奪い、骨をも奪った薬物。今度の26日は、彼の十九回忌になる。 もう、こんな悲劇は繰り返してはいけない」と。また、後半では“誤飲”についても言及。その3大原因は@タバコA硬貨B降圧剤と指摘し、特に高齢者が使用する降圧剤は、色がカラフルなため乳幼児の孫がマーブルチョコレートと間違え、事故が多発(5年間で77人が死亡)している、と。こういうことは、他人の話に真摯に耳を傾けないと中々気付かない。氏の、新しい生命に向ける温かい眼差しを感じた。



来る総選挙を前に、水谷氏の許には4つの政党から出馬要請があったという。しかし、氏はその全てを固辞。5年4ヶ月前から始めたメールでの相談は48万通、面倒を見てきた子供は18万人。「どれだけの子供たちが待っているかを考えた時、国会にいる時間はない」と。中1で夜の世界に入り、クラミジアを経てエイズを発症し17歳で生涯を終えた少女の記憶にも触れ、「夜の世界に幸福なんかない。お互いに足を引っ張り合う世界だ」と力強く訴える氏の姿は、人の道を説く伝道師の姿そのものであった。



最後に、水谷氏は「どうして死んではいけないのか。自分の命をどうしようと勝手じゃないか」と言う子供達がいたら、こう言って諭したいと語っておられた。


東京大空襲の時、親たちは子供を背中におぶって戦火をくぐりぬけた。


親とは、そういうものだ。そういう思いを繋いでゆくこと。君たちの命は、君たちだけのものではないー





子供が道を踏み外して、昼から夜の世界へと堕ちてゆくきっかけは、みな“愛の飢え”によるものだ。



他人に優しくされたことがなかった。夜のネオンに抱かれても、寂しさは消えなかった。



親の愛を知らなかった子供たちは皆、好きで悪さをしている訳じゃない。



自分が誰かから愛を貰って生きた経験がある人なら、必ず他人に愛を注ぐことができるだろう。



優しさを繋いでゆくことで、この社会は地獄から楽園へと変わる。





明日を捨てるな。




私たちの夜明けは、近い。


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